葛尾村で冬の伝統食販売始まる

 葛尾村で食品加工・販売を行っている「ふるさとのおふくろフーズ」が作った凍み餅が、3月13日から当JAの各直売所で販売を開始しました。  凍み餅は、もち米とうるち粉にごんぼっぱ(オヤマボクチ)とヨモギを混ぜてつき上げ、均等な厚さに切り水に浸して凍らせます。屋内で40日ほど吊るして乾燥させることによってうま味が凝縮します。  この凍み餅は、昼夜の寒暖差や冬の冷え込みが厳しい同村では古くから製造されています。また、同村内の小学校でも給食で提供され、村の伝統食として様々な年代に浸透しています。  同社では現在4人で生産・加工を行っており、今年は9,500連を生産し、震災以前のピーク時の8,800連を上回りました。  製造を行う社員は「今シーズンは暖冬だったこともあり出来を心配したが、例年通り上々の仕上がりとなった。ぜひ皆さんに食べてほしい」と話しました。